NEWS&BLOG
ニュース&ブログ

2023.09.11

機械加工

CADとCAMって何?どんな違いがあるの?

こんにちは!

岡山に本社を置く機械加工・ロボットシステムインテグレータの会社
茶屋テクノロジー株式会社です。
今日はCADCAMについての記事です!

CAD」「CAM」、どちらも製造業ではよく聞く言葉で
弊社内の日々の業務や打ち合わせでもよく使われております。

CADとは?】



まず「CAD」ですが、「キャド」と読み「Computer Aided Design」
の頭文字を取った言葉です。
日本語に訳すと、「コンピュータの支援を受けた設計」の意味で
以前は手書きで描いていた図面をコンピュータで描くことで
正確な図面を手早く書くことができデジタル化で
修正、共有も簡単にできるようになり、設計の生産性向上
大きな役割を果たしています。

 


CADの大きな分類として、従来の2次元図面を書くのに特化した
2DCAD、形状設計を3次元で行える3DCADの2種類があります。

中でも3次元形状を直接扱える3DCADでは、実際の形状を
3Dで確認しながら設計を進めることが可能になり
設計者の意図をより正確に表現したり
2DCADでは表現不可能な、複雑な形状を作成したり
することも可能で、2DCADからの置き換えが進んでいます。

 

【 CAMとは?】


続いて「CAM」ですが、「キャム」と読み
Computer Aided Manufacturing」の頭文字を取った言葉です。
日本語に訳すと、「コンピュータの支援を受けた製造」の意味で
以前は機械加工の製造プログラムを作成する場合は
図面寸法、形状を製造担当が解釈して製造プログラムを手入力で作成していました。

この工程にCAMを導入することで、CADで作成したデータを元に直接
製造プログラムを作成できる
ようになり、プログラム作成時の入力間違い
解釈間違いがなくなる
他、手入力では到底不可能な、複雑な3D形状の製品も
製造プログラムを作ることができる
ようになります。

弊社は機械加工を主に行う会社ということもあり
2023年現在、3種類の3DCAMソフトを導入しております。
まず、マシニングセンタ用CAMとして
InventorCAM、PowerMill(いずれもオートデスク株式会社)を導入しております。

これらのソフトは製品の3Dモデルさえあれば
あとはどの工具で加工するかや取り代などを指示すれば
自動的に加工プログラムを出力
してくれます。

InventorCAM、PowerMillそれぞれ得意な加工が異なっており
加工する製品に合わせて両方のCAMソフトを使い分けています。

ただし、3Dモデルが用意されていない場合や
手入力の方が早い場合は従来どおり、直接Gコードを打ち込んで
プログラムを作成することも多く行われています。

また、ロボット用のCAMソフトとして
KCONG(川崎重工業株式会社)を導入しております。

こちらは3Dモデルからロボットの動きを
出力することができるソフトで、使いこなすと複雑な形状の製品を
表面を撫でるように正確に動かすことができる
ようになります。

通常、ロボットのプログラム作成はティーチングなどで
シンプルな動きを繰り返すように作成することが多く
このように複雑な動きをロボットで行えるのは弊社の強みとなっております。

なお、InventorCAM、KCONGにはそれぞれ3DCAD機能も備わっており
治具などの、機械加工で必要な部品を自社で設計することもございます。
弊社での導入依頼、CADCAMの使用は日に日に増しており
今後も業務で大いに活躍することが予想されます。


「茶屋テクノロジーで働いてみたい!」
と思って頂ける方がいましたら
下記のリンクから採用ページをご確認ください。

他にも記事をアップしていきますので
今後とも茶屋デクノロジーを宜しくお願いします!

↓採用ページ↓
採用情報|茶屋テクノロジー 株式会社 (chayamachi.co.jp)

茶屋テクノロジー株式会社

↓↓X(旧:Twitter)運営してます!宜しければフォローお願いします♪

CONTACT RECRUIT